十日町辺り 皐月

新潟に低い山が一面に続いている頸城(くびき)丘陵というところがある。主要な道の多くは川沿いにある、普通その道を川上に辿ると行き止まりになるかトンネルになることが多いが、その道から脇道に入り高台に登ると、そこは田や畑だったりする、中腹にごく小さな集落もある、見渡す風景は至る所人の手が入りどこからどこまでが天然自然なのかはっきりしない。田畑の中に散在する木がある、その木は自然なものだろうか人によって植えられたものだろうか、あるいは人間によって切られなかった一本なのかもしれない、だがどちらにせよ自然が育てたものだ。